今日は静岡県農林技術研究所 植物保護・環境保全課の研究主幹片山晴喜さんが、天使音マスクメロンの栽培をしている(株)まさ屋のメロン温室の調査に来てくれました。
(株)まさ屋では天使音マスクメロンをさらに美味しく、安心・安全なメロンに進化させるべく、無農薬・有機栽培に挑戦中です。その中で、メロンの天敵害虫のスリップスの発生を有機栽培で抑制できる栽培方法を発見したかもです(^^♪
そのことをスリップスの専門家の片山さんにお伝えしたところ興味を持っていただき調査に来てくれたのです!
今日はメロン温室内にスリップスの天敵になるカブリダニが繁殖していないか調べるそうです。有機物を餌にカブリダニが繁殖している可能性があるそうです。難しいことはよく分かりませんが、2週間後に回収に来るそうで、いい結果が出ることを祈ります(^^♪
ちなみに農林技術研究所は、県民や農林業者の要望に対し、県施策の基本方向に沿った研究を進めていて、安全安心な農林産物の安定供給を目指し、新しい品種・商品の開発や省力化・省エネ、環境保全を実現する技術開発等に取り組んでいます。
特に本所(磐田市)では、水稲・野菜・花きに関する研究を主体に進めていて、野菜・花きでは本県特産物である温室メロン・イチゴ・トマト・バラ・キク・ガーベラ等の研究を行っています。
https://www.pref.shizuoka.jp/sangyoshigoto/norinjimusho/1058658/1058697.html
スリップスは アザミウマ類の英名総称で、メロンには主としてミナミキイロアザミウマやミカンキイロアザミウマが付きます。この害虫は何でも食べる無節操な奴らで、イチゴやナス、ピーマン、トマト、ネギ、キュウリ、ホウレンソウ、雑草etcいろいろな作物に被害を及ぼしています。
ちなみに上はミカンキイロアザミウマの生活環のイラストです。(若山植物病院®の植物医師若山健二さんからいただいた資料の抜粋です。)ジャンジャン卵を産んでどんどん増えていくのが分かりますよね!農薬への抵抗性もすぐについてしまい現在殺虫能力のある農薬はほとんどない状況で農家は発生の抑制に大変苦労しています^_^;
スリップスの抑制が栽培管理で可能になれば、農薬を使用しなくて良くなり、スリップスの被害も無くなり、農家は助かりで、凄いことなんです!安心・安全なメロンにもなりますよね!
片山さんと一緒にパチリ
さらに天使音マスクメロンが進化し、ますます美味しくなるので期待してください!
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